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Les Paul Fan
2005 '59 Historic MOD


ヘッドパーツ交換 2
チューナーブッシュ

2002年から変更されたGibson Historic専用のヘッドブッシュ。それ以前のモデルには汎用のブッシュが使われ浮き上がりなどが気になりました。現在は写真の様な高級感あるしっかりとしたブッシュが使われてます。ただマニアとしてはvintageのルックスに拘りたいですよね。そこでヘッドブッシュを交換したいと思います。




(写真は私のコレクションより

現在50年代レプリカとして手軽に入手できるものは、

Vuntage Clone Parts"The Clone Bushing"6090円
Vuntage Clone Parts"The Clone Bushing 50's"6090円
Dead Mint Club "Vintage Slant Bush Ver2"8925円(写真はVer1)

Vintage Clone Partsは 50s 60s など3種類が発売されてますが、初回製品からバージョンアップしたようです。
一方老舗 Dead MInt Club、バージョン2は よーく見ると内部に段差があり ポストのガタツキを抑える形状になっています。ペグポストとブッシュ穴にガタがあるので 根元だけガタを抑えればルックスを損なわないとの考えでしょう。両社の形状には違いがありトップのラウンド、最外周形状が異なります。個体差の多いVintageですから各メーカーがサンプルにした物の違いだと思います。50年代中期には最外周部に面取りが無く緩やかにラウンドしてる物が多く見受けられ、50年代後期になると面取りがされるようになると思っています。この最外周の面取りはHistoricシリーズのブッシュにも再現されています(トップの形状はもう少しですが・・・(苦笑))ただこれは、私個人の見解なので皆さんはギターの年代やお好みで選ぶのが良いと思います。
59年とレプリカの比較写真はこちら


お約束のの比較

Gibson Historic 2005
純正品


大手メーカー量産品で有りながら
チープな雰囲気が無いのは流石本家です。
Dead Mint Club
Vintage Slant Bush
Aged


50年代後期のコピーとの事。良い意味でルーズな雰囲気。内部の段差はヴィンテージのスペックとは違いますが 音に拘るマニアの方にもお奨め。音に拘る方は、ここを見るわけ無いですよね、失礼。

Vintage Clone Parts
The Clone Bushing 50's
(後期)


下の写真の初期バージョンとは完全に形状が変わりました。やはり大手メーカーさん、量産でお安く提供されてます。量産の雰囲気は拭えませんが世界規模のメーカーさんが、ここまで頑張って頂いてるので”良し”としましょう。

Vuntage Clone Parts
The Clone Bushing

(初期)


トップのラウンドが強い感じです。
Gibson Historic
旧純正品


おまけです。以前はこのタイプが使われてました。懐かしい。





交換
時々ブッシュの抜き方のご質問を頂くので載せておきます。抜き取る専用工具はあるようですが私は秘密兵器を使います。当然ですがクレームは受け付けませんし、これ以上のご説明はご遠慮させていただきます。『あんなやり方じゃギターがだめになる アホだ』などの陰口はご自由にどうぞ(笑)

まずはペグをはずします。マニアはここでペグのスペックやネジの変更など無いかチェックします。気持ち悪いヤツです(笑)ネジは手に入りにくいので、無くさないいようにしましょう。ホームセンターなどでは、なかなか見つかりません。
2003年以降のペグ位置変更、Iドット変更には大満足です。本来でしたらここでペグ交換もしたいところですが物色中なので改めて。
外したペグです。しっかり裏にはJAPANの刻印。精度はばっちりゴトー製。JAPAN刻印と言えば先日チェックしたVintage clone parts製のペグ(フタコブ)ですが、裏にはしっかりJAPANの刻印がありました。GIBSON DELUXE刻印が無いだけで同じ物でしょう。フタコブなので買いませんでした。がパッケージの箱は、良かったですよ、箱はお奨めです。
ブッシュ抜き秘密兵器です。素材の柔らかさと、このテーパー加減が非常に都合よく、ブッシュが抜けた後、太い所で止まり、突き板にダメージを与えにくいです。たぶん・・・
裏技公開です(笑)マッキーをブッシュ穴と平行に立て、上からブッシュを押さえながらゆっくりヘッドを押します。ヘッドやギターににダメージを与えないよう気をつけて押します。何度も言いますがこの方法で失敗、破損してもクレームは受け付けません。
突板や塗装を割ることなく無事抜けました。後は交換ブッシュを付けるだけです。
DMC AGEDに交換。挿入も大変ですが真直ぐゆっくりと押します。ペグを取り付け 弦を張り交換完了。そして自己満足。
リアルなヘッドになってきました(笑)

交換作業が心配な方は プロのリペアーマンにお願いしましょう。

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